電子カルテハートベース

2018年3月23日

プルダウン選択入力Quick Text

患者の問診および聴診等に沿って、
既往歴、現病歴、身体所見等を入力していきます。
これらの多くはプルダウンメニュー選択形式になっていて、
最初の2、3文字を入力することで候補を絞り、その中から該当する所見文字列を選びます。

5W1Hの文節入力Phrase Input

現病歴の入力は、5W1H方式(いつ、誰が、どこで、どうして、何を、どのように)で、文節ごとに語句をプルダウンメニュー選択形式で入力していきます。
この文節入力形式によって、思いがけない誤変換により診察が中断してしまう日本語特有の問題から解放されます。
特許申請中「特願2016-043946号」

処方・用量・用法の自動入力化 Quick Récipe

薬剤を入力すると、その薬剤の一般的な用法、容量および処方日数が入力されますのでいちいち入力する手間が軽減されます。
(※症状によって用法・容量など異なると思いますので、実際の処方では各担当の医師が自らの責任で適切に行ってください)

透明グリットによるメモ入力機能Clear Grid

透明(クリア)グリッドは、画像フィールドの上にかぶせた透明な格子で、格子のそれぞれのマス目(マトリックス)全てにプルダウンメニューを持たせることで、取り込んだ画像に簡単にメモやマークを付けることが出来ます。
これで使いづらいデジペン入力やマウス入力によるリハビリ作業ともお別れです。
特許申請中「特願2016-043946号」

医療書類を3分以内に作成Quick Letter

HeartBaseは追記・集積型のカルテであり、何度目かの診察後に診療情報提供書を発行するときは、ほぼ必要な内容の7、8割が既に記入されています。
残りの2、3割を加筆修正すれば、ごく短時間(数分以内)で診療情報提供書が完成します。

「HeartBase」その特徴

このシステムの特徴は、単に紙のカルテに置き換わるものではなく、あくまでも診療支援と診療記録機能に機能を絞った点にあります。

そのため、入力に関しては徹底的にこだわり、マウスの操作だけでさまざまな作業ができるように工夫がなされていると自負しております。

例えば、入力作業の多くは、プルダウンメニューで項目を選択するだけで、値や定型文書が入力できます。
数値をキーボードで入れるのはまだしも、「かな漢字変換」を使用して長い文章を入れるという操作は、現場の医師であればご理解いただけると思いますが、診療の妨げにしかなりません。

また、ファイルメーカープロは簡単にレイアウトが追加できるため、同じデータでもさまざまな表示(表現型)が可能であり、しかもあらゆるパーツにボタン機能を設定できるため、要所要所をクリックするだけで他のレイアウトに切り替えることを可能にしています。

これによって、その場その場でもっとも必要とされる画面に瞬時に切り替えることができます。
(例えば、「患者リスト」や「検査リスト」だけでも5種類以上のバリエーションを用意しています)

医師が患者のために作る資料は、基本的なものだけでも薬を出すための「処方箋」や「薬品情報提供書」「診断書」他の医療機関への「患者情報提供書」「紹介状」「入院証明書」などがありますが、これらの資料は病気の診断名、そのための処方薬、診断のための血液検査やレントゲン写真などを転記する作業がほとんどです。

この診療支援ツールでは、診療に必要な診断名、処方薬、初診日などを登録することで、こうした資料のほとんどを再入力することなく、必要な医療文書を作成することができます。

さらに手術をすればその記録を追加で記入でき、手術記録も作成可能となります。
どの画面でも基本的には項目への追記、編集が可能なため、紙に書いているようなイメージで使用できるのが最大の特徴と言えます。

Posted by AHC